ワールドカップ予選はコロンビア戦が全てだ
ワールドカップ(W杯)ロシア大会一次リーグの組み合わせが決まった。
日本はH組で、コロンビア(13位)セネガル(23位)ポーランド(7位)との対戦になる。2位以内に入れば、決勝トーナメント進出となる。
グループリーグ突破は初戦のコロンビア戦が全てだ。最低で引き分け、負ければ決勝トーナメント進出はまず無理だろう。
コロンビアは前回大会1-4で敗れ一次リーグ敗退が決まった相手だ。普通に戦えばまず勝算はない。負ければ選手は自信を失い、雰囲気も悪くなる.次の一戦につなげるためにも、日本は勝ちに行かず引き分けを狙うべきだ。
そのためには、引いて守る、とにかく守り切ることが大事だ。相手に応じて作戦を使い分けるだけの技量が今の日本にあるか?答えは今の段階ではNOだろう。
マスコミや各関係者は希望的観測で論じがちだ。FIFAランキングは日本は55位、3チーム全てが格上なのである。それが現実である。
ハリホリッジ監督は選手の名前にとらわれることなく、日本チームとしての連係、組織がどう機能するかを一番に考えて人選すべきである。1+1=3の発想が大事である。
日本人の国民性から組織としての連係から活路を見い出すのが最善策ではある。中盤から終盤は組織だった守りは機能するだろう。
とにかくコロンビア戦は守り切ることだ。日本にとっては引き分けは勝ちを意味する。欲を出さず、とにかく引き分け狙いだ。負ければ後の2戦は消化試合になるくらいの覚悟が大事だ。
貴ノ花はさっぱりわからんよ
騒動を拡大させたのは貴ノ花にほかならない。
可愛い愛弟子の身に起きたこととはいえ相撲協会への報告なしに県警に被害届を出すなど考えられないことだ。しかも自らが鳥取では巡業部長の立場であった。
日馬富士が責めを負い、動向によっては引退にまで追い込まれることを望んでいたのだろうか。
個人の感情は計り知れないが、組織の人間である以上、八角理事長に報告するのが先であった。理事長との仲とかも取りざたされているがそんなことは関係ない、角界の理事として当たり前の務めだ。
弟子の面倒をみるのは各部屋の師匠であるのは当たり前だが部屋別の対抗で場所が運営される以上、総括は相撲協会、そのルールに基づいた行動が取れない親方は処分に値する。
幼稚なのか意地なのか目的があるのか感情的なのかさっぱりわからない。
しかし協会もなぜもっと早く親方に聴取しなかったのだろう。
協会に報告しなかった理由は事件そのものと同じくらい、根深いものという印象を与えている。
日馬富士問題はいいとして
殴打事件に揺れる角界ではあるが...
大相撲は盛り上がっているのかはわからないが、昨今の取り口の内容はあまりにもつまらない。
大型化された力士は脂肪太りのあんこ型ばかり。
怪力に物を言わせての押し突きばかり。
30年ほど前は、一場所に何番かは水入りの大相撲があったが今はめったに見ることはない。
決まり手においても技能が感じられるものが少ない。
徳俵で残ってのうっちゃりや土俵際での上手、下手投げの打ち合いもない。
寄つ身の力士が少ないのが原因だ。
吊り出しも最近はないし、外掛け内掛けもない。
ないないばかり書いているが、本当に、ない。
体で前に出て、無理なら叩きの連続。
いなして寄りから攻めるのなら連続技だし別物なのだが。
名解説であった神風正一さんが今の大相撲を見たらなんと言うだろう。
無理な体重増加は足腰に負担を与えるしけがのもとになる。
照ノ富士は今場所、関脇陥落後一勝もできず休場した。
けがにより相撲人生は大きく左右されるのだ。
日馬富士くらいが昔は普通だった。
それにしても
小さな身体で横への変化もなく、真っ向から突っ込んで左前みつを取る相撲で一気に横綱に駆け上がって行った。
小さいことがハンデではない。スピードと技で大きい力士を圧倒したからこそ人気があったのだ。
相撲界の問題は根深いものがありそうだが
私としては ”いい取組を見せてほしい”だけだ。
がっかりだよ、日馬富士
なんと新聞一面トップ記事である。
日馬富士による暴行事件が日本相撲協会をはじめ世の中に劇震を与えている。
鳥取での巡業中にモンゴル人関取が集まった酒宴の場で、横綱日馬富士が貴ノ岩をビール瓶で殴りつけた。白鵬、鶴竜の両横綱や、照ノ富士も同席していた。
10月下旬の話が今明るみに出るのはなぜか。それまでの期間は?
相変わらずの隠ぺい体質。貴ノ岩の師匠である貴乃花親方は、鳥取県警に被害届を出しており県警も捜査を進めている。
場所前に発覚していれば今場所の開催も危ぶまれたかもしれない。
日馬富士は、場所どころではない心持ちであったのだろう、九州場所初日から2連敗した。3日目からは休場、今場所も4横綱中2横綱が休場というさみしい場所になってしまった。
日馬富士の師匠である伊勢ケ濱親方(元横綱旭富士)も貴乃花親方に謝罪をしたというが事はそれで収まるような話ではない。
日本相撲協会の八角理事長(元横綱北勝海)は「残念ではあるがやることはきっちりやる」と話しているという。
当たり前のことだ。
今後の捜査によって事件の経過が明るみに出ないことにはわからないが、相撲ファンは大相撲を色眼鏡で見るようになりなるだろう。協会最高位の横綱が起こした事件だけに与えた影響は計り知れない。
横綱の昇進条件に、「大関で2場所連続優勝かそれに準ずる成績」と定められており「品格、力量抜群」、とある。
力量には定めがあるが品格の規定などない。品格、という抽象的なものに価値がある。数字で表されない、目に見えないものにこそ価値があるのだ。
公人としての自覚を持たず、模範となる行動がとれないのならその地位に相応しくないとみなされるのは仕方のないことだ。
その身分、地位にどれだけの思いを懸けて務めていたかが問われる。